東京都小平市 絵画造形「アトリエことこと」

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東日本大震災3.11…

あの大震災から1ヶ月半が経ちます。

今まで体験したことのないマグニチュード9.0の揺れ、大津波による悪夢のような映像、大規模な火事、福島県の原発の危機などの恐怖……

この未曾有の大震災は、被害がほとんどなかった私でさえ、人生のあり方がガラッと変わるほどの出来事でした。心に受けた衝撃を文章で書き留めておきたいと思いつつ、言葉が見つからないまま時間が過ぎています。

自分に今できることは何か、これから何をしなければならないか、少しずつ整理できてきてはいますが、募金する以外は、未だに何もできていない状況です。


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大地震のあった日のことを、少し振り返ってみます。

私が地震にあったのは、幼稚園バスから降りた娘たちを連れて、近所のスーパーへ入った時でした。

地面が波打つような揺れのあと、携帯電話も家の固定電話も使えず、夫や両親と連絡が取れない不安。これが現実だとしたら、昨日までの日常は夢だったのか…? 

私は何と今までフワフワと好きなことばかりに目を向け、何とつまらぬ事にいちいち心を悩ませ、都合よく生きて来たのだろうと恥ずかしくなりました。

防災対策を見直そうと思いつつ、今まで優先順位を下にしていたことへの後悔。頭が真っ白で、いざというときに自分の子供すら守ってやれないことに今頃気づくなんて…!! 

身も心もサーッと血の気がひき、生きた心地がしませんでしたが、家、財産、そしてかけがえのない家族を失った被災者の方々とは比べようもありません。


人生は常でない(ずっと変わらぬ日常はない)、または儚いという意味で、「無常」と言ったりしますし、私も常々そう感じていましたが、今回の震災は、むしろ「無情」だと思いました。

まるで自然の力を見せつけるかのように、情け容赦なく何万という人々の命や暮らしを一気に奪ってしまったからです。

テレビや新聞を見て涙が溢れそうになりながら過ごした1週間の、なんと長かったこと!

計画停電も始まり、今は「非常時」なんだなぁと感じつつ、「有事」という言葉の反対が「無事」だったのか…なんてことを考えていました。


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震災から1ヶ月半が過ぎました。

長女の入学式も無事終わり、以前と同じような日常を取り戻しつつあることに、はじめは申し訳ないと思っていましたが、最近は後ろめたさすら感じなくなってきた自分がいます。もちろん、決して忘れないようにしよう、脳裏に刻まなければと思っていますが。

しかし、被災地の復興には長い長い時間がかかることですし、一時的な感情ではなく長期的に支援していく方法を探り実行していかなければと考えるようになりました。

日々、家族が健康で過ごせることに感謝しつつ、いつ何があっても生きていく覚悟と、そのための非常時の備えが必要です。それに加えて、被災地の方々に対して自分ができることを、模索していきたいと思っています。
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by atelier-kotokoto | 2011-04-23 08:18 | 日記

2011年3月「玉ねぎ染め」

身近な野菜で
草木染めに挑戦


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玉ねぎの皮で、春らしい
黄色〜琥珀色に染めよう!



昨年後半から、こどもアトリエは不定期開催にさせていただいています。

今年は学校や地域のボランティア等を始めることもあり、さらにゆっくりペースでの活動になりそうです。しばらく開催数は減りますが、毎回丁寧に末永く続けたいので、今後も宜しくお願いします!


さて2011年初回のこどもアトリエは、3月6日(日)に行った『玉ねぎ染め』です。以前からコツコツ集めていた玉ねぎの皮をドサッと使い、布バッグを染めました。

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↑大量の玉ねぎの皮を、10Lの寸胴に水を入れてグツグツ煮込み、染色液を作ります。皮は、アトリエに来てくださるお母さん方に、以前協力していただき集めたもの。我が家では、玉ねぎの皮はなかなか捨てられないアイテムの1つになってしまいました。


今回は和紙染めもしたかったので、なるべく手数の少ない方法での染色です。


まず、予め洗って乾かしておいた布に、輪ゴムやタコ糸で絞り模様を作ります。

次にミョウバン液の入った水に布を1時間近く浸し(先媒染)、 玉ねぎの皮をじっくり煮出した汁(染液)に水ですすいだ布を入れて30分程煮染めしました。

染色が初めての子、経験のある子、皆に少しずつお手伝いしてもらい、しっかり美しい色に染められました! 染液はかなり濃く作っておいたので、染色と媒染をくり返さず1回で濃く染められて良かったです。

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↑今回は作業をシンプルにしるため、染める布(綿100%)は、あえてタンパク処理をしないまま行いました。輪ゴム絞りで、ストライプや丸い模様を作ることができます。

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↑絞り模様を作ったら、一度布を水で濡らしてから、みょうばん液の入った水に入れて媒染します。

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↑玉ねぎの皮の液は、布でこします。

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↑熱いので、みんなちょっと離れてじーっと見ています。

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↑濃いめの染液に、先ほどの布を入れて、いよいよ染めていきます!

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↑ムラに染まらないよう、鍋の中をぐるぐる菜箸でかき混ぜます。

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↑しっかり模様が出て、キレイに染まりました〜! 濃く染めすぎると焦げ茶色になり秋っぽくなりますが、今回は春なので軽めの色になればいいなぁと思っていました。布が乾くともう少し薄い色になるので、丁度いいくらいに染まったと思います。

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和紙の折り染め


染色の合間に、和紙の折り染めも行いました。

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↑我が家で和紙染めを始めると、子供も私も手が止まらなくなり、次々と染めてしまいます。こどもアトリエでも、子供たちが「もう一枚!」「もう一枚!」と連呼していました(笑)

どのように染まったか、最後に紙を広げる瞬間が一番ドキドキワクワクします。


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↑やり方は、まず水に強い和紙を蛇腹になるよう畳んで折ります。四角形折り、二等辺三角形折り、正三角形折り、複雑折りなど、いろいろな折り方があり、大きいお姉さんは難しい折り方に挑戦していました。

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↑次に、布を染めたときより濃い玉ねぎの染液に、折った和紙の角や辺を浸し、新聞紙の間に煩瑣んで余分な水分を吸い取ります。

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↑今回はアクセントに墨も使ってみました。どんな模様になっているかな? 開く瞬間がドキドキワクワクして楽しいです。

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↑親子で挑戦。

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↑じゃーん! それぞれ面白い模様ができました! 乾くと色が少し変化しますよ〜


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↑玉ねぎの皮だけでなく、いろいろな植物で草木染めができるので、今までいろいろな素材で染めた布も皆さんに見ていただきました。手前は、昨夏に行った藍の生葉染め、奥のピンクは花びら染め、くちなし染め、茜染め、紅茶染め、コーヒー染めなどです。媒染を変えることで、同じ染液で染めても出来上がりの色が変わってくるのも面白いです。

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お楽しみの時間


染色が終わったあとは、おやつとお話の時間でホッと一息しました。

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今回のおやつは、野菜クッキーです。何の野菜かといえば……もちろん「玉ねぎ」。大人向けには、塩味のチーズ&オニオンクッキーもおすすめです。ついでに人参とゴボウのクッキーも作ったので味見してもらいました。

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↑左が人参クッキー、右がゴボウのクッキイーです。どれも卵やバターを使いませんが、すりゴマがたっぷり入っているので、風味と濃くはしっかりあります。

お話は、部屋を少し暗くして、今回もロウソクに火をつけてから始まりました。小鳥がおじいさんのお腹の中でピーピー美しい声で鳴くお話です。その後、おまけで紙芝居もしました。

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by atelier-kotokoto | 2011-04-23 07:29 | こどもアトリエ