東京都小平市 絵画造形「アトリエことこと」

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2013年3月の曙光園

お花畑を作ろう!
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月1回、小平市の障がい者支援施設「曙光園」で美術の講師をさせていただいています。

2月の曙光園は、私の長女が体調を崩しお休みさせていただいたので、2ヶ月ぶりの美術の日です。
しばらく伺わない間に新しい利用者さんが入居され、その方も今回参加してくださいました。

3月は春らしく楽しく明るい気持ちになれるよう、カラフルな色紙やクレヨン等を使って”お花畑”をテーマに制作しました。予め丸く切った色画用紙の中心にキラキラ光るホログラムを貼り、それを花の中心に見立て、あとは各自好きなように工夫してもらいました。

新聞に載っていた桜の花を切り取って張るという、私も考えつかなかったアイディアを作品にした方もいらっしゃって驚きました。

家では毎回、曙光園で行う内容を子どもたちとシュミレーションしながら作っています。今回も娘たちは張り切ってお花を制作してくれたので、参考作品ということ曙光園でお見せしました。


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今回、半身マヒして手足が思うように動かせなくなった方のお話を伺いながら、一緒に制作しました。以前はデザイン関係のお仕事をされていたということで、色の組み合わせのセンスなど、さすがだと思いました。今は体が自由に動かないからできないけれど、絵を描いたり何かを作ったりすることが大好きだということです。なので私は、次に何色の花びらをどこにどのように張るなど、その方に指示してもらってお手伝いをしました。とても力強いエネルギーを感じるガーベラのお花ができあがりました。


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↑「このお花、風車みたいにクルクル回るようにして飾ったら面白いんじゃない」という意見も出ましたが、今回はそこまで考えて用意していなかったので、緑の大きな画用紙に皆さんの作品を貼り、お花畑完成ということにしました。

完成した時の参加者の方の表情がとても素敵で、お花が咲いたように輝いていました。

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↑こちらは、新聞に載っていた雪山の写真を見ながら想像して風景画を描いたという方の作品です。色鉛筆を使って大きな画用紙いっぱいに描いていらっしゃいました。
「自分の作品を私に見てほしい」と思ってくださること自体がとても嬉しく、また実際には自分がそこへ行ってみることは難しいけれど、壮大な自然をイメージして絵に描こうという気持ちが素晴らしいと思いました。

1人で外の世界へ飛び出すことはできなくても、気持ちは自由に広い世界へいくことはできるのですね。

以前は普通にできていたことが、少しずつ(または突然)できなくなる不安や悔しさなど、皆さん口にはほとんど出されませんが、いろいろな思いを抱えて生活しているのだと思います。様々な葛藤がありつつも、日常生活の中から小さな幸せや喜びを発見し、生活されているんだろうなぁと感じました。

毎回、曙光園では、私自身いろいろな勉強をさせていただいています。感謝です!
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by atelier-kotokoto | 2013-04-14 13:47 | ★絵画造形活動