間引きした藍の葉を使って、初の生葉染めに挑戦してみました。
結果は……。グリーンからブルーに変わる瞬間を楽しみにしていたのですが、絹布がなかったため木綿で代用したからか、薄い緑色にしか染まりませんでした。予想していたものの、少し残念。いつでも試し染めできるよう、白い絹布は常に用意しておかなくては!と思いました。
しかし、とても新鮮で興味深い作業でしたよ!
↑種を狭いところに沢山蒔いてしまったため、ヒョロヒョロと伸びた藍を間引いて、水をはった洗面器に数日入れておきました。
↑葉っぱだけ取って量ると50グラム弱。葉は布の重さの2〜5倍必要なので、少しの布しか染められません。
↑↓ミキサーに葉と水(600グラムくらい)を入れて撹拌します! 生葉染めは酵素が熱で壊れないように、お湯ではなく水を使います。見た目は、まさに青汁!!
↑↓抹茶のような泡がたちました。これを布でこして染色液を作り、すぐに布を浸します。手早く作業すること(ミキサーからこすまで5分以内)がポイント!
染料液の中では、ムラができないよう、15分くらい布を絶えず動かし続けます。黄緑色から緑色になってきましたが、普通なら空気に触れて青色に変わってもいいはず。。。
生葉と水をミキサーにかけることで、生葉に含まれるインディカン(青色素インディゴのもと)と酵素が反応し、インドシキルに変化して繊維に染み込みます。さらに、このインドキシルは繊維の中で参加してインディゴに変化し、青く染まる。。。ということのようですが、なかなか上手くはいきませんね。
↑布をしぼり広げて空気にあてます。
最終的には、薄い水色のようになりました。草木染めは、茶、黄、赤系の色が多いので、その中では珍しい色ですが、やはり藍染めをするからには、ジャパンブルー(藍色)に染めてみたいです。
もし藍がたくさん育ったら、「生葉の煮出し染め」もやってみたいし、将来的には「藍立て(微生物による発酵建て)」にも挑戦してみたいです。