今が旬の果物を使って、フルーツ染めをしました。
もしお庭にブルーベリー、ブラックベリーなどの木があれば、ぜひ生の実を使って挑戦してみてください。熟れすぎて落っこちたり、潰れてしまった実で十分です。
また、100%のぶどうジュースや冷凍のベリーなら、季節を問わず手軽にできますが、ちょっと勿体ないですよね。
そんなときは、巨峰を食べた後の皮を少しずつ冷凍保存して集めてトライしてみてください。
フルーツ染めは、アントシアンという色素を酢水で取り出し、染める方法です。火を使わないので簡単ですし、子どもも遊びの延長でできます。みょうばん液を使ってアルミ媒染すれば、青紫系の色に染めることもできます。
アントシアンは、赤しそ、紫玉ねぎ、紫キャベツなどの野菜や、赤や紫系の花びらにも含まれているので、それらを使ってそめるのもOK!
↑ミキサーにブルーベリーと酢水(1:1)を入れて撹拌した液を、ネットに入れて次女が絞ってくれました。これが染液になります。お酢が入っていなければ飲みたいくらいです。
↑こちらは100%ぶどうジュースで和紙を染めているところ。写真上は酢入り。写真下は酢なし。酢を入れると赤く変化します。
↑染めた和紙や布を窓ガラスに貼って乾かしています。緑色に見える和紙は、ぶどうジュースに重曹を入れて、さらに色を変化させたものです。
↑↓コットンの布バッグは、豆乳でタンパク処理してから染めました。輪ゴム絞りで模様をつけています。
↑↓シルクなら、タンパク処理なしに染めることができます。このシルクは、染液(酢なし)に1時間ほど布を浸したあと軽く水洗いし(写真上)、アルミ媒染して色を変化させました(写真下)。
↑できあがりは、こんな感じ。青紫になりました。
↑↓こちらはシルクちりめんの布。同じフルーツ染めでも、媒染液によって最終的な色が違い、面白いです。
↑↓できあがりは、このようになりました。
甘くてフレッシュな香りを楽しみながら、夏休みにお子さんと遊び感覚で挑戦してみてくださいね!